こんにちは、くろますおです。

今日のゲストは新月さんです。

宅録ナレーターとして世界中に声を販売する新月さんの外貨稼ぎ術とは？

このニュースレターは「日本にいながら外貨を稼ぐ」をテーマに、クリエイターの経験・ノウハウを毎週1つあなたのメールボックスへ無料でお届けしています。

新月さんの経歴を教えてください

12年前に会社員を辞めて、声の仕事の世界に足を踏み入れました。
ナレーター、ラジオパーソナリティ、MCなど、主に声を使った仕事をしてきました。

2年前に子供が生まれたのをきっかけに、それまでのラジオ番組などの仕事を一旦手放し、家でできる仕事として宅録ナレーションを始めました。

当時、クラウドワークスなど日本のサービスの価格が安すぎたので、アップワークなどの海外クライアントワークサイトで案件をとることにしました。

宅録ナレーターって具体的にどんな仕事？

自宅で専用のマイクやオーディオインターフェースなどの機材を使って、自分の声を録音し、その音声データを世界中に販売する仕事です。

以前はスタジオで録音し、プロの方に音の調整をしてもらっていましたが、今は録音から音の整え、販売まで全てのプロセスを自分で行っています。

日本語と英語、どちらの案件が多い？

案件の割合でいうと、日本語が9割、英語が1割くらいですね。

日本語案件は本当に様々で、企業のCMや、日本語学習者向けの教材、アプリの音声、ゲームのキャラクターボイス、映画の吹き替えなど多岐にわたります。

月やレートによってバラツキはありますが、月に60万円ほど稼げています。

日本語案件の競争が激しくなってきているそうですが、それを勝ち抜く秘訣はありますか？

確かに競争は激しくなっていますね。
でも、先行者優位はまだあると思います。

それに加えて、クライアントが求めるものにどれだけ答えられるか、完成度の高いボイスサンプルを提供できるかが重要です。

プロフェッショナルな録音機材を使用し、雑音のない環境で録音すること、そして自分のボイスサンプルを常に更新し、提供できる状態にしておくことが大切です。

素人でも宅録ナレーションで稼ぐことはできるんでしょうか？

正直、できなくはないですが、ハードルは高いです。
技術職なので、技術がない状態で機材だけ買って始めるのは難しいでしょう。
クライアントが満足するクオリティを提供できるかが重要です。

ただ、「ネイティブジャパニーズ」というだけの案件もあるので、そういった案件なら素人でもチャンスはあるかもしれません。
ただし、報酬は時給5ドルなど低めになりがちです。

さいごに、ナレーター養成講座について教えてください

はい、今年の5月から始めました。

ナレーションの基礎から、宅録機材の選び方や使い方、静音収録・納品の方法、さらにはUpworkやFiverでのプロフィール設定やカバーレターの書き方まで、外貨獲得に必要なスキルを1年間かけてみっちりサポートする内容になっています。

現在2名の方が受講されていて、本当にやる気のある方のみ募集しています。
興味がある方はXのDMにメッセージください。

インタビュー後記

新月さんの話を聞いて、改めて「声」という武器の可能性を感じました。

AIの台頭で誰でもコンテンツを作れる時代になりつつありますが、新月さんのような生の声、そしてプロフェッショナルな技術は、AIには簡単に真似できないものだと思います。

また、海外プラットフォームの可能性にも驚きました。
日本のプラットフォームと比べて報酬面で大きな差があるというのは、外貨獲得を目指す人にとって大きなチャンスだと感じます。

ただし、新月さんも言うように、競争も激しくなっているので、単に日本語が話せるだけでなく、プロフェッショナルな技術や独自の強みを持つことが重要になってくるでしょう。

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（スタエフ公式noteより）

ということで本日は以上です。
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